パティ子先生の休む理由
おっさんの保育園は おっさんが主任になってから
大改革を行いました。
それは
有給休暇を 好きな時に 取れるようにする。
これは 当たり前のことかもしれませんが
おっさんのところでは今までほとんど自由に
取れませんでした。
保育士たちは自由に取れるようになったので
平日に休めることも多くなりました。
ある日、パティ子先生が有給休暇をとって
午前中だけ休んで午後から出勤の日
子どもたちは担任が来るのを心待ちに
しているので
と何度も聞いてくるようになります。
はじめのうちは丁寧に答えるのですが
何度も
何度も
聞いてくる子達におっさんは
「あぁ パティ子先生はうんこがでなくて
お腹痛くてトイレで気張ってるねんて・・・」
とか
「今 うんこを真剣にしてるねん」
と 適当に冗談を言うようになります。
そうすると
子どもたちは
「へぇ うんこしてるんか~」
「お腹痛いんか~」
となり
もう パティ子先生はうんこで
昼から来ると子どもたちの間で共通認識が
されました。
そしてパティ子先生が出勤してきた
お昼
おっさんはパティ子に怒られる前に
クラスを後にしました。